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「まさ たびっ!」は、食いしん坊による、食いしん坊のための旅情報サイトですっ!。

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  グルメの殿堂-選ばれしお店たち-お知らせ

    数あるお店の中で、一年を通じ、特に印象深かったお店を紹介します。
   美味しいだけではなく、満足のいくお値段も評価のポイントです。
   なんだか、勝手に選んでしまって恐縮ですが、美味しい思いをさせていただいた感謝をこめて
   選ばさせていただいてます!

   そして、一生のうちに一度は食べておきたいとっておきのお店10店のこのメニューを紹介します。
   こちらは、ちょっとお高いお店も入ってます。なんといっても、大げさですが、一生に一度はですから。
   あくまでもランキングではありません。どのお店もNo.1です。
   

竜敏(小樽店)-まさ・グルメ・オブ・ザ・イヤー10周年記念特別賞-お知らせ

 2005年から毎年、私が勝手に選んでいる、まさ・グルメ・オブ・ザ・イヤーも今年で10回目となりました。
そこで今回は記念すべき10周年と言うことで、特別賞を考えてみました。
私の食べ歩き人生のきっかけにもなり、とてもお世話になった店、鮨処竜敏(小樽店)が今年の7月末に閉店してしまいました。ここで今までの感動を思い出してみようと思います。

初めての出会い
 私が、まだ30歳だった2003年の大晦日。
年末年始の休暇で生まれて初めて飛行機に乗り北海道へ行っていた私は、
そこで初めて竜敏の暖簾をくぐりました。
威勢のいい板さんが、出迎えてくれて、軽快なトークと極上のお寿司で、一気に竜敏のとりこになってしまったんです。あれからもう11年が経つんですね。
     
これが私が最初に食べた竜敏のお寿司です。
とろけましたねぇ。この新鮮なお寿司たち。『にしん』が生で出てくるんですよ!そして、東京では食べたことも無い白身魚『ソイ』など、もう、うまくてうまくて夢中で食べてましたね。
    
この蛸の卵『たこまんま』も初めて食べました!

元旦も朝から営業しているということで、『ホテルの朝食は、やめて、明朝また来ます!』と告げて帰り、予告どおり、2日連続で行ってしまいました。
板さんも喜んでくれて、金粉をまぶした正月バージョンの握りを出してくれました!そのときの写真が↓です。
     
感動しましたね。
ただこの時は、板さんも私も、ここまで、はまるとは思いませんでしたね。
竜敏の魅力に。ふふふふふ。
     
 訪問回数、紹介人数
訪問回数なんですが、おそらく、おそらくですよ。
およそ100回くらいです!
JALのホームページには、生涯搭乗記録っていう面白いものがあって、そこで検索すると75回ほど札幌に行ってました。
ごくまれに、札幌まで行っても、竜敏に行かなかったことがありましたが、これ以外でもANAでも15回くらいは行っているでしょうし、更に1滞在で複数回お邪魔しちゃったりなんてことも良くあったんでね。
11年で100回。思い返すと凄い回数ですね。
1ヶ月に違うメンバーと3週連続だとか、日帰りでとか、今から考えるとかなり無茶なことをしていましたしね。
色々なお店があるなか、地元でも月1回ペースで10年以上通うお店なんて、そうそうありませんよね。
もう第2の故郷といってもおかしくありません。

そして、訪問回数もさることながら、紹介した人数も数多かったです。
思い出せただけでも、16人です。
結構、竜敏ファンを増やすのにも貢献しましたね。けど、ありがたかったのは、そのうちの数人は、私が一緒に行ったわけではないのに、竜敏で本当に良くしてもらえたと、みんな感謝感激していたことです!

 感動の一貫
 今まで食べたことが無く、竜敏で初めて食べたお寿司はたくさんあります。
【なま数の子】
  数の子といったら、ぴんとそった硬い塩漬けのあれしか食べたことが
  無かったのですが、ふにゃっとした食感の生の数の子を食べたときは
  驚きましたね。
    

【極上のウニ丼】
  ウニ丼も私のウニに対する概念を覆してくれましたね。醤油をつけないで、
  ウニの甘みと塩水のしょっぱさだけで、食べられてしまう至極のウニ丼。
  竜敏でウニ丼を食べてからと言うもの、東京に帰ってきてから、ウニを本当
  に食べなくなりました。ミョウバンを使っていない塩水ウニ。最高です。
  これを知ってから、毎年一年分のウニを食べに夏に北海道に行くのが恒例に
  なってしまいました。
  その時々で、『むらさきうに』と『バフンウニ』を使い分けてくれて、
  時には2段。またあるときは、ご飯にもウニを混ぜてくれたりと、本当に
  よくしてもらいました。

    

【天然のはまち】
  おそらく、養殖ものの、ハマチしか食べたことが無かった私。
  最初に天然物のハマチを出してもらったときは、泣くほどの美味さに
  びっくりしました。
  脂は乗っているけど、くどくない。すっと食べられ、肉厚でとろける
  ような味わい。天然物のハマチの凄さを教えてもらいました。
  綺麗ですね〜。いつ見ても美しい。
    

【炙り寿司】
  炙り三貫。左からサメガレイのえんがわ、サーモン、きんきです。
  えんがわの炙りは、まさにとろける味わいで、口のなかであっという間に
  無くなっていきます。
  サーモンも美味いのですが、右の高級魚『きんきの炙り』本当に美味い。
  甘みがあって、脂もあり、めちゃめちゃ美味いです。笑いしか出ませんで
  したね。
    

【かに味噌バターの寿司】
  こいつも忘れちゃいけない。いや忘れられない一貫です。
  かに味噌にバターを加えて、火をかけてあっためたものをシャリの上に
  乗っけてもらい食べる『かに味噌バターの寿司』。
  口に入れると、かに味噌の旨みが口いっぱいに広がり、バターの味とも
  相性抜群、感激の寿司でして、行くと必ず出してもらっていました。 
    


【戸井のマグロ】
  とある土曜日の昼、いつもの様に竜敏でお寿司を食べていると、板さんから
  『明日もう1回、お店に来ませんか?』
  のお言葉を戴きました。
  なんでも、入荷した戸井のマグロが相当良いものだそうで、明日、お店に
  入ってくるとのこと。
  それを、私に是非食べてもらいたいなんて言う、涙が出るほどの、うれしい
  お誘いです。
  そりゃ〜連日だってきますよね。
  ちなみに、戸井のマグロなんですが、津軽海峡をはさんで、青森側が、あの
  有名な大間なら、北海道側がこの戸井になります。
  さて、そのマグロですが、見てくださいこの美しさ!
    
  そして、背トロを使ったネギトロ丼!ありえない美味さです!

  せっかく北海道に来ているのだからと言うことで、マグロとか東京でも
  食べられるものは、あんまり出てきませんでしたが、ここぞと言うときは、
  こうやって、出してくれる。本当にありがたいです。

【幻のぶどうえび】
  『ぶどうえび』って知ってますか?幻らしいです。下の写真を見てください。
  向かって左が『ぶどうえび』右が『ボタン海老』です。卵の粒がこんなに
  違うのです。ということで、絶対数が格段に少ないのが、『ぶどうえび』
  になります。そんな幻の海老も沢山食べさせていただきました。
  あまくて、濃厚で、別格の海老でしたね。
    

【その他】
  ここで紹介した以外でも、秋口の『生いくら』や『おおかみうお』、小樽産の
  『しゃこ』、『さんま』も美味かったですね〜。
  寿司以外も、『ごっこ汁』なども記憶に残る味でした。

従業員の皆々様
小樽店。本当に長い間お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
お名前は出しませんが、皆さまには、本当に良くしていただきました。
一人で行っても、一人旅の気がしなかったのは、竜敏の皆々様のおかげでした。
残念ながら小樽店は閉店してしまいましたが、札幌店でお会いできることを楽しみにしております。



以上、10周年記念特別賞の発表でした。
こういうお店に出会えることを祈り、日々美味しいお店を探求してまいります。
                                                まさ